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日本の貧困とは?日本の現状や貧困率が高い地域を解説

日本の貧困とは?日本の現状や貧困率が高い地域を解説

こんにちは、発展途上国支援サイトです。
今回は貧困が深刻化している日本について徹底解説していきます。
「日本って貧困なの?」と思っている方は是非この記事をチェックしてみてください。

貧困が進んでいる日本の現状

貧困が進んでいる日本の現状

まず貧困には「絶対的貧困」と「相対的貧困」の2つがあります。
絶対的貧困とは生活を維持するのが難しい状態の貧困で、相対的貧困とは国の生活水準・文化水準を下回っている状態に陥っている貧困を意味します。
このうち、日本の貧困は相対的貧困に当てはまります。
日本は経済大国の中でも、相対的貧困率が特に高いとされている国です。
具体的な指数を出すと、ひとり世帯の約半数が貧困状態であるとされています。

貧困の定義については以下の記事でより詳しく解説しているので、合わせてチェックしてみてください。

日本の貧困と所得格差

日本の貧困と所得格差

日本では、相対的貧困状態にある家庭とそうではない家庭において所得格差が広がっている状態です。
総務省のジニ係数と平均所得の推移によると、ジニ係数は1999年には0.472、2017年時点では0.5594と上昇が見られました。
ジニ係数とは、「所得分配の不平等さ」を図る指標とされており、0に近いほど公平に分配、1に近いほど1世帯に集中していることを指します。
つまり、年々1世帯に所得が集中している傾向にあるわけです。
ジニ係数は、少子高齢化や単身世帯などの「世帯の小規模化」が進むほど上昇傾向にあります。

日本で貧困率が高い地域

日本で貧困率が高い地域

日本の中でも特に貧困率が高いとされている地域は、

  • 沖縄県
  • 高知県
  • 鹿児島県
  • 徳島県

とされています。
日本の中でも物価が低めな都道府県が該当していますね。
これらの地域特性や環境などによって貧困率を高めているという背景もあります。
しかし、それ以外にも共通項もあり、貧困率が高い要因として注目されているのも事実です。

東京都でホームレスが多い場所

「令和元年夏期 路上生活者概数調査の結果」によると、令和元年8月時点での東京都のホームレスの数は、1,037人となっていました。
区ごとにホームレスが多い場所は

  1. 新宿区
  2. 渋谷区
  3. 墨田区

となっています。
新宿区内のホームレス数は2年連続で減少していますが、4年前よりも人数自体は多いです。
特に、新宿区は102人と二位の渋谷区の69人を大きく上回って人数が多くなっています。
ホームレスが多くいる場所には河川敷、公園、道路などが挙げられます。

日本の貧困問題解決

日本の貧困問題解決

日本の貧困問題は都道府県によって格差があり、貧困率の高い地域は先述した通りです。
これらの貧困問題を解決するために、行政やNPOといった団体で取り組みが行われています。
こういったサポートは年々増えてきていますが、貧困問題解決に向けた活動を行う人材や団体への資金は不足している状態です。
活動に参加することはもちろん、参加が難しいのであれば寄付や支援することで力になれるでしょう。
是非一度検討してみてはいかがでしょうか。

日本の貧困まとめ

日本の貧困まとめ

今回は日本の貧困について紹介しましたがいかがでしたか?
貧困と聞くと日本は関係ないように思ってしまうかもしれませんが、日本でも貧困は深刻化しています。
是非本記事を読んだきっかけに、少しでも意識の変化があれば幸いです。
当サイトでは、ネパールやカンボジアを主とした発展途上国を支援しております。
発展途上国の支援に興味のある方は、是非こちらから寄付を検討してみてください。

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